筆者 原田観峰

原田観峰と観峰流書道
1911年九州筑後生まれ。1995年没。向学心に燃え17才で上京。日下部鳴鶴の流れを汲む吉田苞竹、辻本史邑、松本芳翠の師事を受け、書道錬磨に励む。戦後まもなく郷里に戻り、「西日本書道学会」を設立。原寸大『赤手本』を創り、習字通信教育を始める。自ら全国で指導者を育成し、現在の「日本習字」教室の礎を築いた。また、国内外において精力的に日本の伝統文化とその精神の啓蒙活動を行った。観峰流は、中国古典と伝統的な和様の書風を源流とする流派である。その中庸温雅な書風と理念を広く伝えるために、京都岡崎に「観峰流書道宗家」を設け現在その意志を継いで、観峰流書道についての出版、通信講座、展示等の活動を行っている。

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