構成を練る

レポート


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作品1

[語 句] 里有仁風春日永 家餘(余)徳澤(沢)福星明 (昭和四十六年揮毫)

[読み方] 里に仁風有りて春日永く 家に徳沢余し福星明らかなり

[解 釈] 先人が善い事を行ったために、その村には仁徳の風が吹いていて春の日が長く続き、その子孫の家には祖先が残した幸福が星のように輝き満ちている。 「仁徳」情け深い心

 





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作品2

[語 句] 人非本業皆無頼 里有仁風即太和 (昭和四十七年揮毫)

[読み方] 人本業に非ざれば皆無頼 里に仁風あれば即ち太和

[解 釈] 人に一定の職業がないとみんな無頼なものになり、村に仁徳の教えがあれば、はじめて人情が和らぐのである。
         「無頼」仕事に、就かず、無礼な行いをする物



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作品3

[語 句] 清香満堂佛入定 明月出海天為  (昭和四十六年揮毫)

[読み方] 清香堂に満ち佛入定 明月海に出て天為に高し

[解 釈] 清々しい香が禅堂いっぱいに満ちていて座禅を組む。明月は海上に天高くあがっている。






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